大嶋濤明氏は、戦前、戦中から大陸の川柳界で活躍、戦後は、熊本の川柳むつみ会、噴煙吟社を創設、主宰するなど功績の大きい川柳家である。
そのご子息・来嶋靖男氏は、短歌界に身を投じたが、大陸時代の川柳誌や写真資料などを大切に保管。このたび、その保存管理を〈朱雀洞文庫〉に託された。
特に、大陸の川柳誌はきわめて貴重で、川柳史料として他に所蔵が明らかにされていないものを含んでいる。また、古くから柳界にあり、剣花坊や六大家などと交流の深かった濤明氏の写真も川柳史を語る上で外せないものを含んでいる。 |
@大陸の川柳誌と噴煙
A大正貴重写真(柳樽寺)
Bその他濤明のいる写真
C濤明雅印集
D濤明染筆
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