大嶋濤明 おおしまとうめい史料 A       朱雀洞文庫利用規約

 

 大嶋濤明氏は、戦前、戦中から大陸の川柳界で活躍、戦後は、熊本の川柳むつみ会、噴煙吟社を創設、主宰するなど功績の大きい川柳家である。
 そのご子息・来嶋靖男氏は、短歌界に身を投じたが、大陸時代の川柳誌や写真資料などを大切に保管。このたび、その保存管理を〈朱雀洞文庫〉に託された。
 特に、大陸の川柳誌はきわめて貴重で、川柳史料として他に所蔵が明らかにされていないものを含んでいる。また、古くから柳界にあり、剣花坊や六大家などと交流の深かった濤明氏の写真も川柳史を語る上で外せないものを含んでいる。


 @大陸の川柳誌と噴煙
 A大正貴重写真(柳樽寺)
 Bその他濤明のいる写真
 C濤明雅印集
 D濤明染筆

大正の貴重写真 剣花坊・久良伎のいる川柳会

横浜柳樽寺川柳会
大正8年5月5日

前列右から2人目・青野林鐘子、矢野きん坊(錦浪)、福島群星、阪井久良伎、村上余念坊、田中美水、片山南閑坊、藤田小次郎、井上剣花坊。後列右から3人目寺井小尺一、11人目(阪井・村上の間)松崎松葉子、斎藤半七(口髭)、大嶋涛明(看板下のカンカン帽、27歳)

<利用資格>
  
*一般公開が原則ですが、川柳学会会員は無鑑査で対応いたします。
   または、申込により尾藤三柳事務所によって許可された方を対象とします。
<利用方法>
  
*原則としては、尾藤三柳事務所閲覧室による公開。特に事情がある
   場合には、郵送、宅配による貸し出しも行ないます。
<問合せ>
  
尾藤三柳事務所・朱雀洞文庫係 

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