大嶋濤明 おおしまとうめい史料 B       朱雀洞文庫利用規約

 

 大嶋濤明氏は、戦前、戦中から大陸の川柳界で活躍、戦後は、熊本の川柳むつみ会、噴煙吟社を創設、主宰するなど功績の大きい川柳家である。
 そのご子息・来嶋靖男氏は、短歌界に身を投じたが、大陸時代の川柳誌や写真資料などを大切に保管。このたび、その保存管理を〈朱雀洞文庫〉に託された。
 特に、大陸の川柳誌はきわめて貴重で、川柳史料として他に所蔵が明らかにされていないものを含んでいる。また、古くから柳界にあり、剣花坊や六大家などと交流の深かった濤明氏の写真も川柳史を語る上で外せないものを含んでいる。


 @大陸の川柳誌と噴煙
 A大正貴重写真(柳樽寺)
 Bその他濤明のいる写真
 C濤明雅印集
 D濤明染筆

大嶋濤明の居る写真

昭和3年 御大典祝賀会

  中央が大嶋濤明、39歳

  

与謝野寛、晶子夫妻歓迎短歌会(大連)

  昭和3年5月  
  2列目左から二人目が濤明(39歳)

 

岸本水府歓迎会

  昭和4年8月9日

春聯吟社一周年記念大会

  昭和6年2月11日
  大連市三の輪
  前列左から4人目・大嶋濤明、
  その右が宮武 如蛙、
  最後列左から五人目が石原青龍刀。

寺山青々庵送別川柳会

 昭和9年6月13日
大連川柳会、新年柳友交歓会

 昭和12年1月10日

宮尾しげを歓迎会

 昭和13年  
 大連市山県通
 満州土建協会

川上三太郎歓迎会

 昭和14年9月21日
 大連市南華園

大谷五花村歓迎句会

 昭和16年4月28日

椙元紋太歓迎会

 昭和17年
 長春(当時新京)浜作にて


  右から大嶋濤明、中野柳陽、椙元紋太、高須唖三味、
   後列左端、大井正夫

前田雀郎歓迎会

 昭和17年  
 大連市西園亭

  前列右端広瀬三碧、二人おいて山田呵々子、1人おいて
   高須唖三味、前田雀郎。後列右の女性上河辺芳涼。 
   (濤明不在)

勤務先の大嶋濤明

 昭和18年
 53歳

高須唖三味と大嶋濤明

 昭和29年6月 上京の際に
 左・高須唖三味、右・濤明(65歳)

噴煙百号祝賀川柳大会

 昭和33年4月6月
 熊本市熊本域博物館

 前列右端田口麦彦、左端西田放亭、坂口雅柳、
 2人の後濤明、その左甲斐田桜里、最後列中央吉岡龍城
 写真裏面に出席者氏名あり

噴煙吟社創立十五周年記念大会

 昭和39年2月16日

 2列目左から6人目・濤明、1人おいて甲斐田桜里、
 その右前吉岡龍城、最後列左端田口麦彦。

三太郎と濤明

 昭和39年11月2日
 岡山市児童会館玄関前にて


 川上三太郎(73歳)、左濤明(75歳)。
  田中潮風撮影

昭和40年3月12日

 右から大嶋濤明、大井正夫、井土音次郎、音次郎令息

久留米工業学園川柳大会で講演

 昭和40年5月23日

椙元紋太の病床を見舞

 昭和42年6月5日 
 西宮市


  右から大嶋濤明(78歳)、藤富淀月、椙元紋太、同夫人。
   撮影・泳田六竜子。

<利用資格>
  
*一般公開が原則ですが、川柳学会会員は無鑑査で対応いたします。
   または、申込により尾藤三柳事務所によって許可された方を対象とします。
<利用方法>
  
*原則としては、尾藤三柳事務所閲覧室による公開。特に事情がある
   場合には、郵送、宅配による貸し出しも行ないます。
<問合せ>
  
尾藤三柳事務所・朱雀洞文庫係 

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