関東大震災新聞

             《大阪朝日新聞》綴り   朱雀洞文庫利用規定

 朱雀洞文庫には、関東大震災を撮影した報道用写真と思われるオリジナルと複写のコレクションが伝わる。今回、川柳と一緒に用いたものも含め、総数70点にのぼる。
 そのほか、大正13年9月の《大阪日日新聞》の綴じたもの(9月2日から11日)があり、視覚的にも関東大震災をたどる事ができる。その新聞綴りの一部を紹介しておこう。

関東大震災関連の新聞綴り

9月2日の一面
詳細な情報が入っていない事が見て取れる。

9月3日

厳戒令を伝える赤字の刷り込み

上:9月3日 静岡の避難民の写真が載せられる
東京の写真は、まだ見えない。

右:9月3日夕刊
新聞社が飛行機を派遣

9月4日夕刊 しだいに状況が伝わるとともに、各種の方策が報道され始める

9月10日の写真記事から 東京の状況が映像で伝わり始める

    
 日本橋河岸に溢れる避難民                上野大仏         上野公園から下谷方向      十二階付近の被災地   焼残った浅草寺

 
 9月4日 電車内で蒸されて死んだという記事               9月3日 山本権兵衛内閣組閣の記事


 火災で被災した範囲の地図

〔朱雀洞文庫史料写真〕

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