『誹風柳多留』5篇口絵
となり、押しも押されもせぬ点者となっていった時代。この絵からは、その自信が伝わっ てくる気がする。 以後、初代川柳や呉陵軒在世中には、絵と川柳がペアで描かれることは一度もなかった。したがって、この柳多留5篇の川柳画は、異例中の異例ということができよう。
けられたものである。 絵と句の関係は密接に感じられるが、まだ、川柳のために絵を添えるという、宮尾しげをの定義する「川柳画」という発想にはなっていない。